胸郭出口症候群の鍼灸

  1. トップ >
  2. 鍼灸 >
  3. 症状別の鍼灸 >
  4. 胸郭出口症候群の鍼灸

胸郭出口症候群の鍼灸

症状

つり革につかまる時などの腕を挙げる動作で出る腕のシビレや肩や腕、肩甲骨周囲の痛み、小指などのうずき、握力低下、腕が青白いなど

原因

なで肩の女性や、重いものを持ち運ぶ労働者などに多く、筋肉の緊張などにより、神経や血管が締め付けや圧迫されたことでおこる症状です。

現代医学の治療法

症状を悪化させる腕を上げた位置での仕事や、重量物を持ち上げるような運動や労働、リュックサックで重いものを担ぐようなことを避けるようにします。軽症であれば運動療法や消炎鎮痛剤、血流改善の薬やビタミンB1などのがあり、重症である場合は手術を要することになります。

中医鍼灸治療

中医では虚弱体質で経脈が栄養されなかったり、風・寒・湿邪が体内に入り込んだり、痰湿が体内で生じること、感情やケガによって血流が滞ることにより発生します。そのタイプは主に2つありますが、他の要素のも考慮に入れる必要があります。

胸郭出口症候群のタイプ

風寒痺阻
患部を温めると症状が軽くなり、冷えを受けると強く現れるなどが見られるタイプ。
風湿痺阻
腕に重さを感じ、曲げ伸ばしがしにくく、天気が悪い日に症状が悪化して治りにくいタイプ。

どのタイプにも「風」という要素が入るため、風を取り除くハリを行い、冷えか湿気などにお灸を使い対処していきます。これらの症状がある場合、気が少ない、免疫力が低下している人に見られるので根本的な治療も考慮すべきでしょう。

ページの先頭に戻る