医師や中医師による病気の診断、証や体質判別を行った上で治療方針を決めます。
整形外科疾患だけでなく、内科、婦人科、神経科疾患等にも広く利用されています。
漢方薬と併用することで相互に治療効果が倍増することが期待できます。
鍼灸治療とは、身体表面の特定部位に鍼や灸の刺激を与え、気血を調整し、精神を安定させ、自己治癒力を引き出す中国伝統療法です。
中国伝統医学的には気(エネルギー)や血(体を栄養する液体)の流れる「みち」を経絡と呼んでいます。経絡を鍼灸にて刺激し、詰まっているところを通します。滞っていた流れを通すことで痛みを取り除き、全身を活性化させて、健やかな状態へと導くのです。
現代の研究によると、鍼や灸を受けると、中枢神経の中にモルヒネのような役割を持ったホルモンが放出され、痛みを脳に伝える神経経路がブロックされます。これにより、頭痛腰痛膝痛などの痛みが和らぎます。また施術した場所周辺の毛細血管を拡張させる効果もあり、筋肉の緊張をゆるめます。このため、滞っていた血流が改善し、組織に貯留した老廃物が流され、全身の機能回復が期待できます。
鍼灸で皮膚を刺激すると、体性反射といって内臓にも影響を与え、その機能を改善させる効果もあります。自律神経系のバランスを整え、免疫力を向上するはたらきもあります。
ガラス玉など容器を真空にして、体表に吸着させ、瞬間か暫く吸引します。それによって血行をよくし、新陳代謝をうながします。血流の悪いところには、痕が紫色になった状態が起こります(「瘀血(おけつ)」といいます)。中国の伝統的な治療法の一つであり、局部の痛みだけではなく、内科、婦人科疾患にも使われています。治療後の痕は一週間前後に自然に消えます。
水牛の角、金属や石から作られ滑らかに仕上げた道具を使い、体の経絡に沿ってこすり、血行をよくし、新陳代謝をうながします。刮痧という名称は病的な「痧」と言う体表の紅い点々をこすり出すことに由来します。血行が悪い程度によって、「痧」の色と形も変わってきます。中国の伝統的な治療法の一つであり、発熱や痛みだけではなく、内科、皮膚科、婦人科疾患にも使われて、現在デトックス効果があるため、疲労回復、美容、ガンの疼痛緩和などにも使われています。治療後の痕は一週間前後に自然に消えます。
体表の異常な部位、四肢の末端などに刺切を与え、滞った病的なものを除くことで気血を調えます。頭痛,重症肩こり、腰痛など頑固な痛み、アトピー性皮膚炎、ニキビ、尋常性乾癬など皮膚疾患の強い痒み、様々な不調を緩和します。吸い玉とよく併用します。
耳には自律神経の繊維が網羅されており、また全身の縮図を表していると言われます。身体の各部位に該当する部分が耳にあり、内臓も含めた全身の状態が耳に反映されます。ここに鍼や指圧など物理的な刺激を与えることで不調の改善を図ります。
顔面と関係する全身にある経絡ツボ、顔やデコルテなどへの刺鍼により、肌の血行よくし、新陳代謝を促進することでハリと潤いを与え、肌艶の向上、しわ・シミ・たるみを解消します。内から綺麗になっていきます。
診療項目 | 費用 | 備考 |
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カッサ(刮痧) | 1回3,000円 | 症状によって使い分け |
耳つぼ | 1回2,000円 | |
吸い玉(拔罐) | 1回3,000円 | |
刺絡 | 1回6,000円 | 使い捨て用具を使用 |
鍼灸 | 40分6,000円 | |
美容ハリ | 40分6,000円 | |
総合20分コース | 3,000円 | 鍼灸、カッピング、カッサなどを病状により2種類以上の総合治療を行います。 |
総合40分コース | 6,000円 | |
総合60分コース | 9,000円 |
WHO(世界保健機関)で有効と認められている鍼灸適応症の70%以上は内科・婦人科・心療内科・消化器科・呼吸器科などの疾患で、整形外科の痛みは30%程度です。鍼灸治療の適応症はとても広範囲に及びます。
担当鍼灸師 | 資格 | 得意分野 | 得意手技 | |
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日・月 | ![]() |
中医師、鍼灸師 | 華佗夾脊穴で自律神経の調整、 不眠症、生理痛、五十肩、産後調整、更年期症状、美容鍼、ダイエット | カッサ、吸い玉、小児すいな |
火 | ![]() |
国際中医師、はり師・きゅう師 | 不妊症、月経痛・月経不順などの婦人科系疾患、冷え性、浮腫み、疲労症候群、自律神経失調症 | お灸、高麗手指鍼、吸い玉、美容鍼灸 |
水 | - | - | - | - |
木 | - | - | - | - |
金 | - | - | - | - |
土 | - | - | - | - |