同種療法あるいは類似療法と訳され、「ある症状を起こすものが、その症状を取り去ることができる」という原理が元になっている療法です。
「症状を起こすもの」を非常に薄めて使う事により、体に悪影響を与えることなく、「症状だけを取っていくもの」となるという法則が発見され、安全で体にやさしく習慣性や中毒性もないホメオパシー療法が形成されました。
ホメオパシーでは症状を抑えるのではなく、症状を出し切れるように後押しします。そうして初めて心身ともに健康になると考えます。
私達の心や細胞が抱える不自然なパターンを解放し、体の芯から健康を取り戻す自然療法がホメオパシーです。
現在ホメオパシーは、イギリスでは保険治療に認定されており、ドイツやフランスでは医師の4割が使用しており、どの薬局にもホメオパシーの治療に使われるレメディーが置いてあります。
「レメディー」とは植物や鉱物などを高度に希釈した液体、またはそれを小さな砂糖玉にしみこませた薬のようなものです。レメディーは原物質がないほど薄められていますので、赤ちゃんや妊婦さんでも安心して使う事ができます。
この小さな砂糖の玉「レメディー」は、舌下に入れ溶かして服用して、相談者自らの健康になろうとする力を引き出すためのものです。本来ホメオパシーでは、自分以外に自分を癒せる者(治療者)はいないという考え方が根本にあります。つまり、自分自身が治療者であると考えます。
たとえ間違って服用したとしても問題ありませんのでご安心ください。また、普通の医薬品と違って、特別指示がなければ毎日とらなければならないものではなく、レメディーが切れたら効かなくなるというものでもありません。
レメディー自体が体や精神に悪い影響を与えることはありませんが。治療の段階で自然治癒力が動き出すと、体内に溜まっていたものを排出しようと働きはじめます。
例えば、鼻水や汗などの分泌物が増えたり、尿量が増えたりという形で出る場合など、人それぞれ異なります。また、長い間心に溜め込んでいた感情が出てきて、泣き出したりすることなどがあるかも知れません。
新潟大学医学部附属病院整形外科、同院リハビリテーション部を経て2018年3月まで15年間にわたり、らいおんハート整形外科リハビリクリニック院長を務める。その傍ら、ホメオパシー、オステオパシー、脳脊髄液調整法(CSF-プラクティス)をはじめとする各種の代替療法の研鑽を積む。
※表記価格は全て税込です。
慢性的な問題の方でも10~30分で治療を受けられますが、体質に関わるような深い問診ができないため表面的な治療になることが多くなってしまいます。慢性の病気をお持ちの方は少なくとも60分以上の枠を取られることをお勧めします。
治療にかかる期間や治療に対する反応の出方は人によって大きく異なります。一般に、体質の違いによるところが大きいのですが、これまでにたくさんの医薬品や化学物質などを使用したり、他の治療で症状を抑えてきた経緯のある方ほど時間がかかる傾向があり、また治癒反応として一時的な悪化の反応も強めに出る場合がありますのでご了承ください。
最適のレメディーが見つかるまでの時間や、治療の進む早さには大変個人差があり、人によってはかなり受診回数を重ねないと最適のレメディーが見つからない場合やレメディーガ見つかっても効果が出るまでに時間がかかる場合があります。たとえ時間がかかっても、ある時、ぴったりと合うレメディーがヒットすると、確実に快方に向かいます。また、さまざまなアプローチの仕方があり、どうしても思ったような効果が得られないときは方法を変えてやることで改善する場合もあります。しばらく変化がなくてもすぐに治療を止めず、根気強く続けられることをおすすめします。