難聴、耳鳴、耳のつまり感などの聴覚症状を伴う「めまい」を繰り返す
内耳のリンパ液が過剰な状態(内リンパ水腫)により症状が引き起こされますが、その誘因として種々のストレスが関与していると考えられています。
聴こえはめまいの前後に悪くなり、めまいがよくなるとともによくなりますが、発作を繰り返すにつれて悪化していくケースもあります。時にはめまい、あるいは聴覚症状のどちらか一方だけが増悪を繰り返す非定型例もあります。
治療は、生活指導と内リンパ水腫を軽減させるための薬などを使いますが、治りにくい場合は手術あるいは平衡機能訓練を行うこともあります。
中医では、胃による水分を代謝する機能が低下して、生じた痰湿などで生じたり、体の気血の不足から生じます。
これらの症に、局所的な治療と全体的に表れる付随した症状に対して、鍼灸治療を使用します。