中医美容 - 生薬(内服、外用)

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生薬(内服、外用)

美顔、若さへのあこがれ

古代における顔を美しくする美顔は、医書では益顔、留顔、駐顔と呼ばれ、その基盤には気を益し、血を養い、津液で潤し、精を補うといった中医学の根本思想があります。気血津液の変化は顔の表情や顔色となって現れ、顔は体内の経絡、気血、臓腑を反映する鏡であることが『黄帝内経』に既に記されています。

唐代に最盛期を迎えた美容

しかし、二千年以上に及ぶ中国美容の歴史の中で、最も大きく発展したのは唐時代で、『千金要方』、『千金翼方』『外台秘要』などが知られています。『千金要方』では「面薬」(顔に塗る薬)として81の美容方剤が紹介され、『外台秘要』では、美容関連の内容が詳細に記載されています。そこでは28分類200以上もの方剤が紹介され、同時に体調を整え健康管理することの重要性についても書かれています。これらに共通する特徴は、薬物の配合が複雑かつ緻密で、調剤方法にも研究が重ねられ、使用薬物の種類も多種多様となっている点です。このようなことから唐代は美容発展の最盛期と言われています。

ほかにも様々な文献のなかで、美白やツヤに関する処方や、顔のほくろを消す方法などが記載され、当時の人々も顔のニキビやほくろ、乾燥や黒ずみ、赤ら顔などを気にしていたことを伺い知ることができます。

唐・宋・明の三代王朝では、道教が宮廷に取り入れられたことで、皇帝が神仙術や仙薬に若さを求め、いわゆる「若返りの秘薬」が数々存在しました。

テーラーメイド処方により的確に目的を達成

当院の中医美容における生薬の処方は、中医学の理論をベースに病因、体質を診断し、病因や体質に見合った生薬、美容に有効な生薬を組み合わせたテーラーメイド処方により、患者様はより早く的確に目的を実現することが可能です。

○美白によく用いられる生薬

白茯苓 白朮 山薬 白蒺藜 川芎 薏苡仁 白芷 白芍など

○ダイエットによく用いられる生薬

決明子 沢瀉 虎杖(すかんぽ) 山楂子 荷葉 防已 黄耆 番瀉葉 海藻 大黄 薏苡仁 など

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