漢方婦人科有効症例

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婦人科有効症例

気分の落ち込みが楽になった 50代 女性

1年前子宮と右側卵巣を摘出。以降気分が落ち込み不安感がある。今年に入って体重が10kg減少、今は61kg。頚、肩、上腕、背中の凝りが酷い。苔白、乾燥、痩舌、色正常。更年期症候群と診断し、漢方エキス顆粒剤を組み合わせて処方。

2週間後:気持ちの落ち込みが楽になりよく眠れるようになった。食欲、便通も良い。前回と同処方を継続。
4週間後:気持ちが楽になった。寝付き、食欲ともに良好。体調に合わせて調整しながら継続中。

生理前の精神不安定が改善 40代 女性

PMS(月経前症候群)がひどく、一年前から不安感で急に泣き出したり、片頭痛がある。
睡眠は8時間(寝付きは良いが中途覚醒あり。夢は見ていない。)便通は2日に1回、食欲普通、生理前後は食欲なし、生理前に頭痛、肩こり、不安感、集中力が低下。
生理周期:26~28日、33歳で卵巣嚢腫、43歳子宮筋腫で生理痛あり、腹部の冷え、生理前に浮腫みあり。苔白、色淡。脈沈弱。生理前はおりものが多く、一日目は急に大量の出血、二日目以降普通。貧血(ヘモグロビン11)で鉄剤を服用中。子宮筋腫、更年期症候群、精神不安症と診断し、漢方エキス剤を組み合わせて処方。

2週間後:服用開始2日目から月経開始。量は少なめ、泣くことはなかった。集中力あり、不安感や頭痛も無い。睡眠、便通ともに良い。前回と同処方で継続。
2ヶ月後:生理中は塊が多く、生理前おりものが多い。頭痛、腰が重い。不安感はあるが睡眠薬は以前の半量に減薬。
現在:調子良い。月経量は普通、痛みなし。体調に合わせて処方を調整しながら継続中。

全身の無力感、息切れが改善 30代 女性

イライラしやすい、息切れ、動悸、大きい声が苦手。大きい声を出して喧嘩する様な夢が多い。生理量は少なめ、頭痛、腰痛あり。食べた後横になりたい、疲れやすい。妊娠中橋本病で服用歴あり。2017年、帝王切開で第一子出産。食欲あり。苔白𧸐、色淡。産後疲労と診断、体質に合わせて煎じ薬を処方。

4週間後:排卵期の息切れ、疲れが良くなった。イライラも減った。苔白、色淡。煎じ薬を微調整して1ヶ月分処方
4ヶ月後:息切れなし。生理前のイライラなし。動悸がなくなった。苔厚白。睡眠良好。症状が安定、本人の希望もあり漢方エキス顆粒剤に切り替えて処方。
6ヶ月後:エキス剤に変更して全身の無力感、息切れがまた少し出てきた。最近忙しく疲れやすい。苔薄、色紫、脈沈有力。煎じ薬を調整して1ヶ月分処方。体調に合わせて調整しながら現在も継続中。

月経前の体調不良が軽減した 40代 女性

3年前から生理前の体調不良があり、今回特に酷かった。だるい、めまい、立ちくらみ、頭痛、胸やけ。生理前の頭痛が酷い。生理痛なし。だらだら続く。子供は二人、帝王切開で出産。睡眠、便通問題なし。苔薄白、色正常、裂紋。月経前症候群と診断、漢方エキス顆粒剤を組み合わせて処方。

2ヶ月後:生理前後に腰痛あり。頭痛なし。めまい、立ち眩みはない。漢方エキス顆粒剤を調整して処方。
7ヶ月後:生理前の体調が悪い。生理前後の頭痛、腰痛、立ち眩みも出ていない。漢方エキス顆粒剤を調整して処方。
現在:生理の量は多くないがダラダラ続く。痛みは腰痛のみ。体調に合わせて調整しながら継続中。

腹部の痛みが軽減、不正出血がなくなった 40代 女性

子宮筋腫3㎝で経過観察中。不正出血が続く。腹部など痛みが強いときはリリカ(25㎎)を服用。痛みや体調不良を漢方薬で改善したいと当院を受診。

2020年7月初診 生理前だが出血中。大腸カメラ問題なし。腹部、下腹部、鼠径部に痛い。生理前イライラあり。湿熱下注で診断、煎じ薬を処方。
2週間後、出血が止まった。リリカの内服頻度が減ったが鼠径部にたまに痛みあり。
6週間後、体調良い。出血なし。左腹部、鼠径部の痛み。
8週間後、体調は良い。鮮血なし。臀部に痛みを感じるが全体的な痛みは軽減されている。

更年期障害 ほてり感、睡眠が浅い 50歳 女性

1年前から、ほてり感を感じるようになり、イライラ、熟睡もできない。加味逍遥散を内服したが、改善せず。
弁証より、柴胡加竜骨牡蛎湯加減で処方。

1週間後、イライラが改善、ほてりもなくなったが、途中覚醒がある。

3週間後、睡眠は改善したが、たまに途中覚醒がある。

更年期障害 40代後半 頭痛、体がだるい

生理が1年前より遅れがち、頭痛がひどくなり、特に生理前がつよい、一日中だるい。
弁証より抑肝散加減で処方。

1週間後、頭痛がなくなり、だるさは変わりなし。

3週間後、元気が出てきた、頭痛はなし。

不正出血 40代後半

3年前閉経した。最近は急に不正出血があり、量が多く、止まらないため、婦人科を受診したが、治療法がないといわれ、当院を受診。
弁症より補中益気湯加減で治療。

2週間後、出血はすでに止まったと、体も前より元気になっている。

子宮内膜症による腰痛、腹痛 40代前半

子宮内膜症で、腰痛・腹痛があり、特に生理中に痛みが強くて、1日何錠の鎮痛剤を内服しないと我慢できないほど、弁証より、桂枝茯苓丸加薏苡仁加减で処方。

2週間で腰痛・腹痛が軽減され、今月の生理で鎮痛剤を内服不要で経過良好である。

産後の不調 30代 女性

流産後、冷え、イライラ、寝つきが悪い、全身倦怠感がつよい。
弁証より十全大補湯加減で処方。

1週間後、体調は良くなった感じ、イライラ、寝つきも改善。

3週間後、元気になった。冷えはなし、熟睡ができる。終診。

産後湿疹 20代後半

産後1か月後、顔面、大腿部に湿疹が出現し、かゆみも強く、哺乳中であるため、西洋治療を受けたくなく、当院を受診。
弁証で産後陰虚によるものと考え処方。

1週間後、症状は変わらず。

2週間後、顔面の湿疹やや改善程度。

弁証を見直し、肝鬱化火、湿熱下行があると考え、処方を変更。

3週間後、顔面の湿疹が消失、下半身の湿疹も改善。

4週間後、湿疹が消失。終診へ。

妊娠中浮腫、湿疹 20代後半

妊娠3か月から、下肢浮腫、湿疹が出現し、その時点では特に気にしていなかった。妊娠8か月ごろから、下肢浮腫、湿疹が増悪し、かゆみも強く、当院を受診。

弁証より内服薬を処方。
2週間後、浮腫が改善、湿疹も改善傾向。
4週間後、浮腫がさらに軽減、かゆみなく、湿疹が消失。

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